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youtubeへの演奏動画投稿で著作権の指摘(copyright claim)のメールが届いたときどうしたらよいのか?

こんにちはソマリカです。

 

私は練習動画をyoutubeにアップロードしているのですが、たまにyoutubeから著作権違反(copyright claim)だよという警告メールが届きます。

youtubeを利用されているかたで経験あるかたも多いかと思います。

そこでこれにどう対応したらよいのかを調査しました。
(自演奏であればJASRAC管理の楽曲なら問題にならない可能性があることを追記しました。2022年3月24日update )

 

youtubeにアップロードされた動画や音声に他の権利者のもつ動画や音声が使われているよという警告です。yotube studio(動画管理画面)からも確認できます。つまり著作権に違反しているのではないですか?ということです。

厳密には著作権違反の通知とは異なります。

これはyoutubeがAIを使って自動で判別しています。誰かが私の動画をみて「違法な動画だ」と投稿しているわけではありません。

またもととなる動画や音声はContentIDというものが設定されている動画や音声で(申請が必要らしい)、私の動画には設定していませんので、だれかが私の動画を使っていても、自動では判別してくれません。

ただしこのcopyright claimがついたらすぐに罰金を払え!ということではないようです。

 

このようにcopyright claimがつく(申し立てされる)と、どうなるのかも調べてみました。

まず申し立てられたほうが、この申し立てに対して不服であれば異議を唱えることが可能です。これはのちほど。

異議を唱えない場合、まずそのコンテンツの削除するかどうかの判断になります。

コンテンツを削除したらそれで終わりです。

次に異議を唱えないけど、動画をそのままにする場合。自分の動画に広告が挿入された場合の収益が相手の権利者にあがるようになります。(私の動画はほぼプライベートなので収益などありませんが。。。)相手と収益を折半するということもできるようです。

 

申し立てに異議を唱えるには?

著作権を侵害していないのであればパソコンサイトのyoutube studioから異議を申し立てることができます。

ただし、ここは慎重さが必要です。

次のような作品は権利を侵害している可能性があります。

  • カラオケで自分で歌っているものを撮影した。動画もオリジナルだし、歌も自分で歌っているので大丈夫。でもそもそもカラオケの音源として他人が演奏した音源を使用している。
  • クレジットを表記してるから大丈夫。
  • 演奏は自分がしているけど、そもそもその音楽は誰が作曲したもの?作曲者死後70年経つとパブリックドメインという状態になって、著作権の保護から外れるけど、逆にそれまでは作曲者に権利があるということ。
    (2022年3月追記)YOUTUBEとか動画共有サービスはそれぞれがJASRACと動画配信に関する包括の許諾契約をしています。自演奏であればパブリックドメインでなくても条件がそろえば問題とならない可能性あるようです。

    動画投稿(共有)サービスでの音楽利用 JASRAC

  • たとえパブリックドメインの曲であってもCDとか演奏をしたものであれば、著作隣接権などからむので、権利は演奏者にあるので注意が必要。
  • ちょっとだけだから大丈夫!いいえ使用する箇所が短くても著作権の侵害です。

そういった問題がないなら正当に異議申し立てできます。


ちなみに最初の申し立てから30日経過すると異議なしとみなされて異議をすることができなくなります。

f:id:somalica:20220308214257j:image

異議申し立てしたあとはどうなるの?

次は権利者のフェーズです。

さいど申し立てをしてくるか、取り下げるか、それともダンマリか。ダンマリは30日経つと異議が認められて全ての制限が解除されます。

最悪なのはここで著作権侵害の警告に発展すること。

著作権侵害の警告を受けると削除するか闘うかということらしいですが、私はまだ経験がないのでこれ以上は分かりません。

ちなみに私が異議をしたのは過去3件でそのうち2件はダンマリ。1件は取り下げでした。

当然です。私はパブリックドメインとなった曲の演奏を自分で演奏して、自分で撮影しているので。

なので、自分に非がない場合はきちんと主張するべきです。

ちなみにある記事によると2021年上半期だけの申し立ての数で7億件それに対して異議は0.5%程度らしいです。

異議が認められると、収益はきちんと自分の元に戻ってきます。

 

異議申し立てのペナルティは?

なんでもかんでも異議をとなえたらいいわけではありません。自分が権利を犯しているのに主張するのはおかしいです。

それが続くとアカウント停止というペナルティがあるということです。なのできちんと著作権に違反していないかは確認しましょう。

 

 

異議申し立てはなんて書いたらいいかわからない

ここが一番のミソだと思います。

警告のメールも全て英語でくるんですよね。

日本人の私たちはどうしても英語だと苦手意識から弱気になってしまう。

だから英語でどうやって異議申し立てしていいかわからないという人も多いのではないでしょうか?でも現代は翻訳技術が発達しているのでGoogle翻訳とか使えば全く問題ありません。

 

でも

 

そもそも英語で書く必要ありますか?どこにもそんなこと書いてません。(たぶん。。。)なので私はいつも正々堂々日本語で書いてます。

「使用している音楽は私が演奏し、動画も自分で撮影したもので、権利を侵害していません」とね。

相手が翻訳ソフトを使えばいいんです!

 

中にはContent IDの仕組みで儲けようとする輩もいるらしい

たぶん私のもそうなんでしょうが、一部この仕組みと異議申し立ての率の低さを利用して利益を得ている人たちもいるらしいです。

そもそも自分に権利がないものを申請している。そしてその動画にyoutubeがAIで似ていると判定されたら、その人たちに広告収益が入って儲かる仕組みです。こういう人たちに対してもやはり99%以上の人たちは異議を唱えないんだからそうなってしまいますよね。

そういった不当な利益が出ないためにもこの記事が役に立てたら嬉しいなと。

 

同じようなことになったことがある方が泣き寝入りしなくていいようにと思ってます!!

 

めんどくさいは相手の思うツボ

 

ブログに演奏動画をのせるときの注意点もこちらの記事にのせました。よろしければあわせて御覧ください。