
こんにちはソマリカです。
2025年度は前半はこのため息を弾いてきました。
この曲でコンクールにも挑戦してきました。
この曲に挑戦する中で感じたことをブログに残そうと思います。
そしてこれから挑戦されるかたの少しでも役にたてられれば幸いです。
リスト 3つの演奏会用練習曲「ため息」
この曲の魅力はなんといってもアルペジオの中に浮かびあがる旋律の美しさだと思います。
ただその旋律を奏でるのが左右交互になるので、そのあたりが非常にコントロールして響かせるのが難しいですね。
難しいのは譜読みでした。
今までやってきた古典派やショパンなどのロマン派とも少し違う和音で構成される部分があって、そのへんがなかなか譜読みがすすみませんでした。
ただ譜読みが終わってみるとテクニック的にそれほど弾きにくいところも少ないかなという印象です。
この曲の難しかったところ
この曲で苦戦したのはおもに2箇所

ここからユニゾンでおりてくるところぐらいまでが、特にこれだけの広いアルペジオの中で左手にメロディがあってそこを浮き立たせるのが大変でした。
もう一つは後半の

この部分。
右手・左手の親指だけがメロディーになっていて、そこをアルペジオを弾きながら歌うのがとても大変。ここはアルペジオで必死になって、なかなか歌えなかった。
私の完成度
この曲はコンクールにむけて約8ヶ月ほど練習してきました。
私の完成度はこのぐらいです。
長く弾きましたが、さいごまで飽きずに練習できたのはやはり曲が綺麗だからですね。
ため息の難易度は?
全音のピアノピースでは難易度E(上級)。同じリストの「愛の夢 第3番」や「幻想即興曲」とおなじですね。革命がFということを考えると、個人的にはもう少し難しいんじゃないかと思いました。
個人的な難易度の評価は10段階評価中★7だと思います。
アルペジオの中で左右交互にメロディーを奏でる部分など含めても革命などよりも難しいと感じました。
★7にしようか★8にしようか迷うぐらいなイメージです。
私の今まで練習した曲の中で★7なのは「大洋のエチュード」「幻想即興曲」「革命のエチュード」などがありますが、それらと同じぐらいか少し難しいかな?といったぐらいかと思います。
曲の長さも6分ぐらいなので、大曲と比べると短いですしその分演奏はしやすいかなと思います。
他の曲の難易度は?
ちなみに他にも私が再開して弾いた曲の難易度を10段階評価で記載すると
英雄ポロネーズ ★★★★★★★★★☆
バラード1番 ★★★★★★★★☆☆
スケルツォ2番 ★★★★★★★★☆☆
ラカンパネラ ★★★★★★★★☆☆
熱情3楽章 ★★★★★★★★☆☆
ワルトシュタイン1楽章★★★★★★★★☆☆
ため息 ★★★★★★★☆☆☆
大洋のエチュード ★★★★★★★☆☆☆
幻想即興曲 ★★★★★★★☆☆☆
革命エチュード ★★★★★★★☆☆☆
テンペスト1楽章 ★★★★★★☆☆☆☆
鐘 ★★★★★☆☆☆☆☆
ノクターン1番 ★★★★★☆☆☆☆☆
ノクターン2番 ★★★★★☆☆☆☆☆
ノクターン15番 ★★★★★☆☆☆☆☆
ショパンワルツ3番 ★★★★☆☆☆☆☆☆
のような感じです。
何かの参考になれば幸いです。
まとめ
「きれいなアルペジオの中に旋律を」というあまりいままでチャレンジしたことないような曲でしたが、やはりきれいな曲は飽きがこないですね。
楽しく練習できました。
もし今から挑戦される方がいらっしゃったら、この記事が少しでもお役にたてたなら幸いです。
こんごとも応援なにとぞよろしくお願いします。