こんにちはソマリカです。
2023年の発表会が終わってからベートーヴェンのピアノソナタ17番「テンペスト」の第1楽章に挑戦してきました。
ベートーヴェンのソナタといえば、「悲愴」「月光」「熱情」と有名ですが、この「テンペスト」も非常に人気の高い曲です。特に3楽章が人気ありますかね。
今回はこのテンペストの1楽章がどのぐらい難しかったのかを私の主観ではありますが、ブログに残そうと思います。
ベートーヴェン ピアノソナタ17番Op.31-2 「テンペスト」第1楽章
このテンペストは3つの章からなっています。その中でも第1楽章はまさに嵐(テンペスト)の激しさと静けさが交互にやってくるようなそんな緩急激しい曲です。
非常に情熱的で力強い印象を与える曲です。冒頭から力強い和音が繰り広げられ、激しいピアノのフレーズが続きます。その後も繊細な部分と激しい部分が交互に現れ、緊張感と情熱が絶えず交錯します。
この1楽章は、独特の展開や効果的なコントラストが特徴で、ベートーヴェンの個性的な作曲スタイルを感じさせます。また、その名前が示唆するように、嵐や激しい感情を表現していると考えられています。
難所
この曲で私が難しいなと思うのは、転調して2回あらわれるトレモロ部分です。
この段落の4小節目から最初fではじまり、トレモロを弾きながら途中からpに。
ここが指はこんがらがるし、音のボリュームをコントロールしないとうるさくなるし、非常に繊細です。
そして次がこの部分、さきの部分を転調して音の取り方もかわりますが、右手12と4のトレモロもですが、次の13と5のトレモロが難しい。(私は二つ目も試行錯誤で124でとりましたが)指がつりそうになります。
逆にこの曲はここが弾ければあとは技術的に難しいところはあまりないように思います。
私の完成度
お恥ずかしながらミスもまだまだ多い状態です。
こんな状態でしたが次の課題にうつったので一旦終了となりました。
テンペスト1楽章の難易度は?
全音のピアノピースではE(上級)に難易度が分類されています。
こちらは1〜3楽章すべて含めてなのですが、1楽章だけでも私もこの難易度は妥当かなと思います。
私の感想としては10段階評価で★6かなと思います。
例えば全音では同じEにショパンのノクターン1番や2番もありますが、それよりは明らかに難しいと思います。一方でショパンの革命ほど難しくはないかな?という印象です。
私は幻想即興曲が苦手なので、幻想即興曲の難易度は★7としていますが、人によっては幻想即興曲より難しいと思う人もいるかもしれません。
全体としてはそれほど難易度が高いとは思いませんでしたが、やはり私も苦手でしたがトレモロ部分がテクニック的に弾きにくいかなと思います。
他の曲の難易度は?
ちなみに他にも私が再開して弾いた曲の難易度を10段階評価で記載すると
英雄ポロネーズ ★★★★★★★★★☆
スケルツォ2番 ★★★★★★★★☆☆
ラカンパネラ ★★★★★★★★☆☆
ワルトシュタイン1楽章★★★★★★★★☆☆
大洋のエチュード ★★★★★★★☆☆☆
幻想即興曲 ★★★★★★★☆☆☆
革命エチュード ★★★★★★★☆☆☆
テンペスト1楽章 ★★★★★★☆☆☆☆
鐘 ★★★★★☆☆☆☆☆
ノクターン1番 ★★★★★☆☆☆☆☆
ノクターン2番 ★★★★★☆☆☆☆☆
ノクターン15番 ★★★★★☆☆☆☆☆
ショパンワルツ3番 ★★★★☆☆☆☆☆☆
のような感じです。
何かの参考になれば幸いです。
まとめ
ものすごく難しいというわけではありませんが、曲のテンポ感などとてもかっこいい曲だと思います。途中でなかだるみするような部分もあまりないので、発表会などで弾かれるのも非常におすすめだと思います。
まだ挑戦されてない方がこのブログをみてぜひ取り組んみようとおもっていただければ非常に幸いです。