こんにちはソマリカです。
みなさんはピアノを練習するにあたって指使い(運指)ってどのぐらい楽譜に忠実にされていますか?
正直私は子供の頃習っていたときは、あまり指使いを気にしていませんでした。
音だけを拾って、自分で動きやすい指使いを使っていました。
これも再開後レッスンで注意をうけました。
前回のレッスン備忘録#2はコチラ
ピアノの指使いを無視する私
上にも書いたように子供の頃はほとんど指使いを意識したことがありませんでした。
大人になってピアノを再開するときに、やはり子供の頃よりもしっかり考えて楽譜を向き合おうという意識の一つが指使いでした。そのため再開してからは指使いをしっかり研究するようにしています。
英雄のポロネーズの9小節目でも考えて紆余曲折をしています。
ですが、どうしても難しいところはかなり指使いを意識するんですが、そうでないところは指順を無視しがち。。。
これをレッスンで先生に注意されました。
私は普通の成人男性よりも手は大きい方だと思います。
もちろん極端に大きいわけではないのですが、少なくとも女性よりは大きいと思います。そういうことを考えたときに、よく思うのです。「楽譜の指順はあくまでも一般的な手の大きさの人基準じゃないのか?私のように手が大きいならこちらのほうがいいんじゃない?」みたいな考えもありました。素人判断ですね。
指使いは曲を弾きやすくするために重要
そもそも指使いはなんのためにあるのか?当たり前ですが、弾きやすくするためです。弾きにくい弾き方をわざわざする必要はなくて、一番無理なく(指順どおりでも無理!?っていうのはよくありますが)指が動くように考えられているのが指順です。
指番号ってすべての音符にかいてあるわけではなく、わざわざ楽譜に指番号を書いてくれているのは「そこが要注意ですよ」と強調してくれているわけですしね。
ただ、楽譜をみていると「こっちのほうが指動かしやすいのに!」ってまたまた素人ながら思うことがよくあります。そういうのもあって指番号を軽視するようなクセがついてしまっていました。
練習曲の指使いの重要性
練習曲では単に弾きやすいという理由のための指順でないこともありますよね。これはきっと指を動かす練習のためだと思います。練習曲から先にすすんだときに、こういう少々窮屈でも指が運べるなら、役に立つからそのための練習の指使いもあるように思います。
なので、レッスンを受けるようになってから特に練習曲(ツェルニー)についてはあえて弾きにくい指順も守るようにして意識して練習をするようになりました。
ショパンのエチュードもそういう使い方をした方がいいのかもしれません。
音の表情をつけるための指使い
しかし上に書いたようなことはなんとなく再開レッスンを受ける前にも理解していました。理解していたけど、守っていなかっただけで。
私がレッスンを受けるようになってはじめて気づかされたのは、指使いは弾きやすさのためだけでなく、音の表情をつけるための指使いもあるんだということを知りました。まさに私がレッスンを再開して目指すところです。
弾きやすい指順だけでは、その曲の持つフレーズを十分に表現できない。
そもそもフレーズをキチンと意識した上で指順を考えていれば、当たり前なのかもしれませんが、私にはそれがすごい発見でした。
例えばこの3拍目を343423としてもいいと思うのですが、そうするとこのソラが弱すぎるんですよね。流れてしまって表情がつきにくい。
楽譜による指使いの違い
もうひとつこれも目からウロコでしたが、楽譜の出典によって指使いが違う。
もともと英雄ポロネーズも別の楽譜を使っていたのですが、(必修ピアノ名曲アルバム 東京音楽書院 もう今は売ってないのかな?)
先生にすすめられてパデレフスキ版を購入してみると、指使いは結構違うんですよね。(指使いだけでないんですが。)
先生に一度コルトー版もみせてもらいましたが、こちらも結構違う。
この違いを比べてみるのは面白いですね。何を重視してこの指順にしたんだろうと考えるのは、勉強になるなと思いました。(楽譜も高いので先生みたいにいろんな版を持つこともは大変ですが。)
もし余裕があるなら比べてみて、どんな目的でその指使いとなったかを考えて見るのもありかなと思います。
指順の研究
自分独自の指順の研究はそれからですかね。
せっかく自分よりも上手な人がまとめてくれた楽譜という本があるのだからもっとリスペクトしなくては。それでも自分はこう弾きたいというのはいいと思います。
要は考えた結果なのか?何も考えてない結果なのか?の違い。
全ては最初が肝心
当たり前ですが、譜読み段階で正しい指使いを気をつけるのが何より大事です。後から直すのは大変。。。急がば回れ!
といっても私もまだまだ適当に弾いてますが、指順だけではありません。スラーとかスタッカートとか。フォルテやピアノとか。まだまだあります。とりあえず楽譜ときちんと向き合うことをしていかないとですね。