こんにちはソマリカです。
子供の頃ピアノの発表会で自分が何を弾いたかはほとんど覚えていません。。。
そんな中覚えているのは最後に弾いたのがショパンの「革命のエチュード」を高校2年か3年の発表会で弾きました。しかも私の他にもうひとり弾いていました。
当然私は練習もそこそこだったので、自分でもはっきりわかるぐらいもうひとりの方のほうが上手でしたね。そのためか非常によく覚えています。
(当時から好きな曲だったので、先生に頼んだような記憶があります)
男子高学年にオススメの曲
もう一つ覚えいているのが、
滝廉太郎の「憾」
です。
私の記憶によると小学校6年生ぐらいの発表会で弾いたような記憶があるのですが、あいまいです。
滝廉太郎って荒城の月ぐらいしか思いつきませんでしたが、この曲は小学生の男子には魅力的でした。
難易度としてはどうでしょうね。私はソナチネ~ソナタ未満かなっていう印象で、ものすごく難しいという感じではなかったと思います。
右手は基本1オクターブなので、1オクターブがひける手の大きさは必要ですが、左手はショパンノクターン2番のような分散和音。
曲もそれほど長くありません。全音ピースでもっていましたが、見開き2ページです。
全音ピアノピースでは2つのピアノ小品としてメヌエットと2曲おさめられてます。ちなみに全音の難度はB。
冒頭から激しさと陰鬱な曲調ではじまり、中盤に少し和らぐ部分がありますが、最後はまさに題名のとおり「憾」をぶつけるかのような左右交互に1オクターブで階段をかけあがるような曲。
かっこいい曲で、難易度と聴いている印象を考えるとコストパフォーマンスの高い曲
だと思うので、男の子の小学校高学年ぐらいの子の発表会曲には私はオススメの1曲だと思います。
うちの子はまだまだ小さいので手が届きませんが。
滝廉太郎って?
大人になって調べてみると、滝廉太郎って23歳という若さで亡くなってるんですね。荒城の月とかいわゆる童謡が多いので、すごく年齢いってると思ってました。
結核を患って当時では徐々に死に近づいていく自分と向き合わなければならなかったなんて。。。
ピアノ独奏曲はメヌエットと憾の2曲しかないんです。(正確には現存して残ってないらしい。結核で楽譜も燃やされたというから。)
亡くなる四ヶ月前にこの憾を作曲したというので、そういったやるせない感情が表現されているのかもしれません。
歴史にタラレバはつきものですが、もし天寿を全うできるほど生きられたらドビュッシーやラフマニノフのような世界的に有名なクラシック音楽の作曲家になっていたかもしれないなぁと。
小学校の中学年から高学年って一番男の子がピアノを続けにくくなる年頃ですよね。そんな時に好きな曲に出会えて続けたいと思えるようになったらいいな。誰かのそんなきっかけの一つにこの曲がなれれば嬉しいです。