わがや(長男7歳 長女4歳)も現在発表会の練習真っ最中です。
我が家ではピアノ教室を探す時に発表会があるかどうかも重視して探しました。
それはピアノ学習において発表会が非常に意義あるものだとおもっていたからです。
しかし当然発表会は絶対に嫌だという考えもあります。
そこで私が自分が子供の時に経験したことと、子供にピアノを習わせてみて思ったことをまとめてみました。
発表会にでる4つのメリット
自信の向上
発表会で演奏することで、自信がつきます。自分の演奏が周りから認められたという経験が、子供たちの自信につながります。また、発表会に向けて練習を積んだ成果が出せたことで、自分自身への自信もつきます。
ピアノ演奏の向上
発表会に向けて練習を積むことで、ピアノ演奏の技術や表現力が向上します。また、発表会での演奏を通じて、自分自身の演奏の弱点や改善点を発見することができます。これらの発見が、今後のピアノの練習に生かされ、演奏の向上につながります。
演奏の機会
発表会は、演奏の場を提供する貴重な機会です。普段はピアノを練習しているだけで、演奏の場がないため、演奏の機会を求めている子供たちにとっては、とても良い機会となります。また、発表会には、先生や他の生徒たちが観覧に来ることが多く、生徒同士の交流も深まります。
周りの反応
発表会での演奏には、周りからの反応があります。観客から拍手や賞賛を受けたり、家族や友人から褒められたりすることで、子供たちはやりがいを感じ、ピアノを続ける意欲が高まります。
発表会にでる5つのデメリット
緊張する
まず1番の理由はこれでしょうか。発表会では、緊張することがあります。本番での演奏は、練習とは違い、失敗が許されないため、緊張感が高まります。緊張しすぎると、演奏が崩れたり、うまく表現できなかったりすることがあります。
ストレス
発表会に向けての練習や本番での演奏に、ストレスを感じることがあります。練習時間を確保することが難しく、そのために他のことを犠牲にしなければならなかったり、練習に時間を取られて遊びや友人との交流が減ってしまったりすることがストレスの原因となる場合があります。そして子供もですが、練習をしたがらない子供に練習をさせる親にもステレスがたまります。
費用
発表会には参加費用が通常かかります。会場の費用や楽譜の調達費用など、通常のレッスンとは別に費用がかかります。また、発表会で演奏するための服装など、外見にも気を使う必要があります。これらの費用は、家計に負担をかけることになる場合があります。
比較されること
発表会では、他の生徒たちと比較されることがあります。自分の演奏がうまくいかなかったり、他の生徒の演奏が自分よりも優れていたりすると、自己評価が低下してしまう場合があります。また、観客からの反応が悪かったり、評価されなかったりすると、自信を喪失してしまう場合もあります。これはうまくいけば自己肯定感につながりますが、失敗すると逆になってしまうことが心配されます。
練習時間
発表会では、通常のレッスンよりも少し難しい曲を選ぶことがおおいかと思います。その分多くの練習時間をとらなければ、演奏を十分に表現できない場合があります。また、通常レッスンよりも深く曲をほりさげるため、長時間の練習が必要ですが、この時間を確保できないと本番でうまく演奏できないことにつながってしまいます。
以上が、ピアノの発表会に出ることのメリットとデメリットです。発表会は、子供たちがピアノ演奏の技術や表現力を向上させる良い機会ですが、緊張やストレスなどのデメリットもあるため、事前に準備をしっかりと行い、上手に乗り越えることが大切です。また、親や先生が子供たちを支援し、アドバイスや応援をしてあげることも大切です。
親のサポート
小さなこどもではなかなかいつもと違う発表会の練習を自分でやるのは難しいかと思います。そこで親御さんのサポートが必要になってきます。このようなサポートをしてあげてはいかがでしょうか。
練習の時間を確保する
子供が発表会に出るためには、十分な練習が必要です。親御さんは、子供の練習時間を確保するために、スケジュールの調整や、練習環境の整備などを行うことができます。
練習の見守りとフィードバック
子供が練習をしているときに、親御さんが見守り、フィードバックを行うことができます。具体的には、間違いや難しい箇所を見つけて指摘する、テンポやリズムをチェックするなどがあります。
適切な支援
子供が緊張やストレスを感じる場合には、親御さんが適切な支援を行うことが大切です。例えば、リラックスするために息抜きをいれてみたり、ポジティブなメッセージを伝えたりすることで軽減されることもあるかと思います。
応援する
発表会の練習にはストレスがつきものです。親御さんが応援することが大切です。緊張や不安を感じている子供に対して、優しく声をかけたり、手を握ってあげたりすることができます。
このように親御さんが子供たちを支援することで、子供たちはより安心して発表会に臨むことができます。
発表会で失敗してしまったときに親ができること
またピアノ発表会で失敗してしまった子供に対しても子供がトラウマにならないようにするには、親のサポートが大切です。
ポジティブなフィードバックを提供する
親は、失敗に対して否定的なフィードバックを与えるのではなく、ポジティブなフィードバックを提供することが大切です。例えば、「あなたはよくがんばりました。次にもっと練習して、より良い演奏ができるようにしましょう」といった言葉で激励することが重要です。
失敗を受け入れる
親は、子供が失敗したことを受け入れ、否定的な評価をしないようにすることが大切です。子供たちは、失敗したとしても、受け入れられることで安心感を持ち、自信を回復することができます。
子供たちの気持ちに寄り添う
親は、子供たちの気持ちに寄り添い、彼らが失敗にどのように感じているかを理解する必要があります。子供たちは、失敗によって落ち込んでいる場合がありますので、親は彼らの感情を尊重し、受け止めることが大切です。
再チャレンジの機会を提供する
失敗によって自信を失ってしまった場合、再度挑戦する機会を与えることが大切です。親は、子供たちに次にどのように練習し、改善していくかを共に考え、再度チャレンジすることを促すことが重要です。
ピアノ発表会で失敗してしまった子供は発表会に2度とでたくないと思うほど深く傷つくことがあります。しかしそんな失敗もこのようなサポートがあれば、むしろ糧として子供の成長につなげることができます。そのためにも親が子供たちの自信を取り戻せるように積極的にサポートしてあげることが大切かなと思います。
さいごに
ピアノの発表会にはメリット・デメリットありますし、失敗というリスクがありますが、それを理解した上でもやはり私は子供に経験させてあげたいなと思います。
そしてこれらは決してこどもだけではなく、大人ではじめられた方にも通じると思います。
私も大人になって発表会で失敗しましたが、それはよい経験だったと思えます。
もし発表会への参加を迷われている方がいらっしゃいましたらこういったところを参考にしていただければと思っております。